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野村流古典音楽保存会多川美由紀研究所


京都にある沖縄三線教室のブログです
by chappymaron

野村流保存会新年会

野村流保存会の新年会が尼崎市福祉協議会館で行われました。
御前風、こてい節、浜千鳥、四つ竹、収納奉行、前之浜、加那ヨー、などの舞踊曲と
本調子、二揚独唱曲などです。
今回独唱の下出述懐を唄わせていただきました。
何箇所か弾きこぼしがあったのですが、
久しぶりに無心に唄うことができたような気がします。
教科書どうり(褒め言葉ではありません)と師匠に言われることが多いのですが、
今回は弾きこぼしや息継ぎのまずさはあったけれども、
いつもよりは自分の唄に納得できた気がします。
しかし、唄い終るとその唄はもう過去のもので、
二度と同じようには唄うことができません。
すべてが一瞬で過去のものになってしまうので、
常に前しか向けません。
これが生の芸の厳しさなのでしょうね・・・
正直しんどいです。
いつまで出来るかわかりませんが、
なんとか前を向いて一歩でも前へ進みたいと思います。

# by chappymaron | 2011-02-18 21:33

ピプレホール「琉球芸能の宴」

1月9日、ピプレホールにて開催されました「琉球芸能の宴」に参加させていただきました。
素晴らしい舞台でした。新年早々このような楽しい舞台を見ることができ、嬉しかったです。
向井先生の研究所の方々はとても親切で仲が良く、大勢いらっしゃるのに、
まるで一つの家族のような印象を受けました。
地謡でも高平良万歳、加那ヨーなど難しい曲もばんばんこなしていて、
これだけの舞台ができるなんて、本当にすごいです。
しかも、ものすごく楽しそうでした。
私はまだ舞台で楽しい気持ちになることができません。
最近思うのですが、楽しむには余裕がいります。
ものすごくできる方(壮絶な練習をこなしてきた方)
にだけ許されることなのではないでしょうか。
一時、演奏を楽しみたいと思っていた時期がありましたが、
私には出来ないことがわかりました。
いつも悲愴感漂っていますが、仕方ありません。
これが自分なんです。
でもやはり古典音楽が好きなので、
向井先生がおっしゃった「文化の継承」を
今年も師匠から学びながら、
私なりにやっていきたいと思います。

# by chappymaron | 2011-01-11 21:38

労働福祉会館

11月23日尼崎労働福祉会館
御前風、本散山、鶴亀節
今年一年、本当に沢山の舞台に出演させていただきました。
まだまだ未熟な私を舞台に出してくださった師匠に深く感謝いたします。
芸事一色だった割には、進歩が感じられず、いつも稽古不足で悔んでばかりでしたが、
思い返せば幸せだったと思います。
やっているときは、しんどい、しんどい、と思っていましたが、
こんなに芸事三昧に過ごせた今年は、やっぱり楽しかったです。
私は、音感ない、記憶力ない、才能ない、とないない尽くしです。
どうなるだろうと自分を観察したりもしていたのですが、
今まで続けてこれました。
きっとこれからもふてぶてしく、続けていくだろうと思います。
来年1月からまた舞台です。
もう全然気が休まる暇がないのですが、ありがたく、頑張りたいと思います。
来年もきっと芸事一色です。
感謝の気持ちを忘れず、やっていきたいです。

# by chappymaron | 2010-12-07 21:39

山下先生研究所発表会 神戸文化ホール

11月7日、神戸文化ホールで山下先生研究所の発表会が盛大に行われました。
お弟子さんたちの表情が、誇らしげに輝いているのが印象的でした。
沖縄の芸能一筋に精進してこられ、たくさんのお弟子さんに広めてこられた山下先生、
本当に立派です。
参加させていただけて、勉強になりました。
私は踊こはでさの伴奏をさせていただいたのですが、
申し訳ないことに、全然弾けませんでした・・・
本当にすみません・・・
山下先生にも、地謡の方にも、自分の師匠にも、踊りの方にも、観客の皆さんにも
申し訳なくて、ずっと顔をあげられませんでした。
歌持まではよかったのですが、う~ち~と歌がはじまると、
何を歌っているのか、どんな曲でどこを弾いているのか、
さっぱりわからなくなり、まったく弾くことができませんでした。
たった一曲が弾けない・・・もう落ち込みました。
今年はそんなのばかりです。
精一杯やってはいるつもりなのですが、練習不足です。
いつになったら師匠のように何でもこい、と言えるのでしょうか・・・
あまりに遠い道のりです・・・

# by chappymaron | 2010-11-14 21:42

沖縄に行ってきました 宜野湾市民会館

10月9日、10日、11日と、選抜芸能祭のため、沖縄に行ってきました。
今年4度目の沖縄です。
子持節の伴奏をさせていただきました。
たまたまだったのかわかりませんが、若い方ばかりで感心しました。
若い方にこんなに古典芸能が根づいているなんて、沖縄ならではですね。
伴奏のほうは、間違えずに最後まで弾けたというだけで、
私的にはこんなものだと思います。
今回の舞台で、つくづく主役は三線なんだと思いました。
舞台に出るまでのプレッシャーが全然違うのです。
やっぱり三線は大変です。
歌うと歌わないとで、こんなに違うものなのですね。
三線の独唱となると、本当に舞台が恐ろしく、プレッシャーに押しつぶされそうになるのですが、
箏の場合、声を出さなくていいので、その分気持ちが楽なのでしょうか。
私は練習どうりに歌えることがまずないので、
余計にそう思うのかもしれません。

# by chappymaron | 2010-11-14 21:09