8月7日、多川研究所で、初めて試験を受験する生徒さんが出ました。
保存会賞です。課題曲は御前風です。 御前風・・・難しいです。 みんな内地の人たち(大和人)ですので、御前風など聞いたことがなく、 古典などまったく初めて耳にする種類の音楽ですので、 発声や拍子の取り方、節回しなど、なかなか掴むのが難しかったと思います。 それでもみんなよく稽古についてきてくれたと思います。 私は、生徒さんをあまりほめません。 自分の経験上、ほめられたらそこで終わりだからです。 上等、や、上手いさ~など言われたら、自分は出来てるんだと勘違いしてしまい、 進歩がありません。 私はいつでも自分が出来ていると思ったことは一度もありません。 出来んかったなぁ、出来ないなぁと思っています。 ほめられることがあっても、お世辞だと思って、聞き流しています。 それよりも、どこをどうすればもっと良くなるかちゃんと言ってくれる人を信頼します。 なんか偏屈ですね。 今回は2名の合格者が出ました。 しかし、私から言わせてもらえれば、落ちた方も受かった方も、実力的には紙一重です。 受かったからといって傲慢にならず、落ちたからといって卑屈にならず、 どちらもあまり気にしないことが大事なのではないでしょうか? これから先、長い長い道のりです。 ほんの始めの第一歩です。 また一緒に勉強していきたいと思います。 #
by chappymaron
| 2010-08-25 13:54
6月末、沖縄に行ってきました。
筝曲優秀賞です。 先月行ってきたばかりだよ~~~。と思いながら行きました。 沖縄に行くといつも思うのですが、関西で勉強するのは大変です。 また、はっきり言ってハンデがあると思います。 体調管理は大変だし、お金はかかるし・・・ 家庭や仕事もほっぽって、なんとか沖縄に行きます。 それでも試験の3日前ぐらいが限界です。 試験の直前に手を直されると、そこがどうしても気になって、ひっかかってしまうのです。 また箏の場合、沖縄の先生に箏をお借りするので、弾き慣れない箏で 試験に臨まなければならないのです。 まぁ見方を変えれば、沖縄に行かせてもらえる環境であり、 沖縄に行けば見てくれる先生がいて、箏を貸してもらえるだけありがたいわけなのですが・・・ 愚痴ってしまいましたが、沖縄で勉強出来たらどんなにいいでしょう。 試験は何度受けても、慣れるということがありません。 もう待ち時間が長くて長くて、息も絶え絶えです。 歳のせいでしょうか、集中力が確実に低下しています。 どうしてこんなにもタイムスの9階に来てしまうのか、自分でもわかりません。 試験本番、六段を弾いているときに、直されたところで引っかかってしまいましたが、 ブザーが鳴らなかったので、最後まで聞いてもらおうと思いました。 本嘉手久は、お稽古どうりに歌えたと思います(めずらしいことですが)。 私の実力は、優秀賞のレベルには全然達していないと思いますが、 やめずに地道にやっていけばいいかと思っております。 お世話になりなした先生、先輩方、ありがとうございました。 #
by chappymaron
| 2010-08-25 12:42
5月の末、国立劇場おきなわで独唱させていただきました。
女性三人で、こはでさ(くふぁでぃさ)三曲(踊りこはでさ、宮城こはでさ、赤さこはでさ)を演奏しました。 私は赤さくふぁでぃさがあたりました。 もうさんざんでした。 沖縄に行く前に、関西の保存会の定期演奏会で独唱させていただいたのですが、 歌えませんでした。赤さの「あ」が出てきませんでした。 歌えないわけではありません。5分前まで楽屋では歌っていたのです。 とにかく、‘上手く’歌わなあかんと思いこんでしまって、 まったくお稽古どうりにも歌えず、どうした、自分!?と思いました。 いつもどうりでいいのに、自意識過剰なんでしょうね・・・ 沖縄の舞台では、「最後まで歌いました」というだけの出来でした。 まぁ、こんなものでしょう。 お二方は、とても美しく歌っておられました。 でも、今回の沖縄でいいこともありました。 舞台の考え方についてなのですが、 独唱というのは普通、三人で順番に一曲ずつ歌うのですが、 私はいつも、二人がこけても(失敗しても)自分だけは歌いきってみせると思っていたのです。 そして、誰が上手いかということにすごくこだわっていました。 お一方が、出番前の楽屋で、「がんばりましょうね、独唱は三人で一つの舞台ですから。」 と言ったのです。私は、え~っ!!!と思いました。 いまだかつて、‘三人で一つの舞台’と考えたことがなかったので、 頭を殴られた気がしました。 また、「お二人が上手くいくように祈ってます。」って言うんです!!! もう私はほんとにまいりました。 今日限り自分の考え方を改めようと思いました。 そのことに気がついただけでも、行ってよかったと思いました。 #
by chappymaron
| 2010-08-25 11:51
4月3日に鴨川河川敷でお花見をしました。
晴天で、さくらはほぼ満開だったのですが・・・ ものすご~く寒かったです。 凍えました。 研究所でのお花見は初めてでした。 たくさんの方に参加していただき、ありがたかったです。 今回は、一人一品持ち寄りにさせていただきましたところ、 おいしそうな料理が集まりました。 料理が並んだ時、じ~んと感動しました。 沖縄でいうところの手油(てぃーあんだ)がしみこんだ料理でした。 とにかく寒くて、これは飲んで体を温めねば、と早速乾杯から始めさせていただきました。 一人一芸披露で初心者の方から、安波節、安里屋ユンタ、娘ジントヨー、口説、鷲の鳥、 月のかいしゃー、踊りこはでさ、赤さこはでさ、など演奏しました。 随分飲んでしまいましたので、誰が何を歌ったのか、 はっきりとは覚えてないのですが、 とても楽しかったです。 #
by chappymaron
| 2010-08-25 10:51
2月に保存会関西支部の新年会が行われました。
今回は、会場が阪神大物駅近くの社会福祉協議会会館に移り、たいへん盛大に執り行われました。 演目もとても華やかで、盛りだくさんで、大成功だったと思います。 ここでは、個人的なことを書かせていただきますが、 私の研究所は、ゆらてぃく節と早口説(春の踊り)を斉唱しました。 生徒さん達が、息を合わせて頑張ってくださったので、ほんとに有難く、 皆でこうして出演できて、良かったなぁ~と思いました。 なぜか生徒さん達は、ものすごくチームワークが良くて、仲良くやってくださるので、 いつも助かっております。 また、保存会では初めて、女性だけで上口説の地謡をさせていただきました。 踊ってくださった先生がきりっとしてかっこよく、見入ってしまいました。 大正区の道場に手合わせに行かせて頂いたり、とても楽しく、勉強になりました。きっとまたやりたいです。 また、独唱は仲村渠があたりました。 仲村渠・・・歳を重ねて80歳ぐらいで人生を振り返って心静かに回想に浸る・・・ 倍を生きても80には届かず、人生を振り返る余裕もないです。 まぁ、相変わらずの棒唄いでした。 いつも先生に、情がない、思い入れがないと言われておりますが、 こればかりは・・・ 難しいです。 いつか情が滲み出るような唄が唄いたいです。 #
by chappymaron
| 2010-02-11 19:53
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